Webライターとして活動しているが、文章力に自信がない。AI時代でも通用する文章スキルを身につけたい。
本記事では、2016年に未経験からWebライターを始め、現在は法人の代表として活動する筆者が、実際に試して効果があったと感じた文章力アップのコツを、ランキング形式で紹介します。
この記事の内容
生成AIが文章を書けるようになり、書く力はもう要らないのではないかという声も聞こえます。ただ、実際に仕事の現場で起きているのは逆のことです。AIが出した文章をそのまま納品できる場面はほとんどなく、どこが読みにくいのかを判断して直す人が必要になっています。
判断するには、良い文章と悪い文章の違いを自分の言葉で説明できなければなりません。なんとなく読みにくいで止まってしまうと、直しようがないからです。AIが下書きを担うようになったぶん、書き手に求められる比重は、書くことから見極めることへ移っています。
その見極めの土台になるのが、これまでどおりの文章力です。だからこそ、鍛え方を知っておく意味があります。
ここからは、実際に試してきた方法を効果の実感が大きかった順に並べます。下位の方法が無意味というわけではなく、上位ほど自分ひとりでは得にくい学びが含まれている、という順番です。
文章術の書籍や動画で、基本の型を頭に入れる方法です。一文を短くする、主語と述語を近づける、修飾の順番を整える。こうした原則を知らないまま書き続けても、直す手がかりが持てません。ただし、読んだだけでは書けるようにならないため、順位としては土台づくりの位置づけになります。
読みやすいと感じた記事を、一文ずつそのまま書き写す方法です。読むだけでは流してしまう一文の長さや語順の選び方が、手を動かすと具体的に見えてきます。全文を写す必要はなく、引き込まれたリード文や見出しの前後だけでも十分です。座学で知った原則が、実際の文章でどう使われているかを確かめる作業にあたります。
目で追うだけでは気づけないつまずきが、声に出すと分かります。息が続かない一文は長すぎ、読点の位置が不自然なら区切り方が合っていません。自分の原稿を音読すれば、そのまま推敲になります。手軽に始められるわりに効果が出やすく、納品前の最終確認としても使える方法です。
自分が添削を受けられなくても、他の人が添削されたやりとりを読むだけで学べます。料理教室で、自分の手元ではなく隣の人が指導されている場面を見ているようなものです。直接自分に向けられた指摘ではないのに、次に同じ場面が来たときの対処が身についていきます。
読むときの見方は、直った文そのものより、どういう文にどういう指摘が入るのかというパターンを拾うことです。主語が抜けている、接続の言葉と続く内容がずれている、説明の順番が逆になっている。指摘には型があり、それが分かると自分の原稿でも同じ箇所に目が留まるようになります。
Webライターラボでは、実際の原稿と添削内容を公開しています。他のメンバーがどこを直されたのかを追いかけられるので、添削の順番待ちをしている間も学べます。たとえば接続詞や接続助詞の使い方については、講義の該当部分を1分のダイジェストとして公開しています。
もっとも効果が早いのは、自分の原稿を人に見てもらうことです。座学をどれだけ重ねても、自分の文章のどこが悪いのかは自分では見えません。原則は知っているのに直せない状態が続くのは、原則と自分の原稿を結びつける視点が足りないからです。
添削を受けると、自分のレベルと課題に合った指導が受けられます。全員に当てはまる一般論ではなく、あなたの原稿のこの一文がなぜ読みにくいのか、という具体の話になります。第三者の目が入ることで、自分では気づけなかった癖や弱点もはっきりします。読点の打ち方、主語の省略、説明の順番。毎回同じ場所でつまずいていたと、指摘されて初めて分かるものです。
受ける方法としては、添削付きの講座を利用するか、Webライターラボのようなオンラインコミュニティの添削会に参加するかが現実的です。受けたあとは、指摘内容をチェックリストにまとめ、修正前と修正後をセットで保存しておくと、あとから振り返りやすくなります。同じ指摘を二度受けないための仕組みまで作って、はじめて添削が身につきます。
この講義の実際の添削指導を、60秒のダイジェストで見られます
実践講座!AI編集講座(クイズあり)
ダイジェスト: 接続詞は文の方向指示器/2026年4月開催
AIが書いた文章を添削する講義から、接続詞と接続助詞の使い方を扱った箇所を切り出しました。意味のない接続助詞がなぜ読みにくさにつながるのかを、実際の指導の言葉でご覧いただけます。
文章力を鍛える方法を5つ並べましたが、順位の差は、自分ひとりで完結するかどうかにあります。座学、写経、音読は自分の中で回せる練習です。対して、添削された文章を読むこと、そして自分が添削を受けることは、他人の目が入るぶん、自分では届かない範囲まで見えます。
いきなり添削を受けるのが気後れするなら、まずは他の人の添削を読むところからで構いません。指摘のパターンが分かってくると、自分の原稿を出すときの心構えも変わります。AIが下書きを書ける時代でも、どこを直すべきかを判断できる人の価値は下がりません。
Webライターラボでは毎週、現場で活躍するライター・編集者を招いた講義を開催しています。過去200本以上の講義アーカイブは、入会後すべて見放題。Discordコミュニティでの相談や案件情報も利用できます。
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